ロシアとキリスト教徒の生活

ロンドン版は画面に向かって左の幼児が十字架のような杖を持っているが、約束によりこれは洗礼者ヨハネを表す。 羊革の腰巻も洗礼者ヨハネのものである。しかし、パリ版にはこのようなものは描かれていない。 同じダ・ヴィンチによる最後の晩餐もそうであるが、この頃、わざとらしい光輪を描いたり、取って付けたアトリビュート(キャラクターを示すアイテム)を排して、聖人や天使といえどもリアルな人間像として描かれるようになる。 パリ版はそれを現しているが、ロンドン版も最初はそうであって、洗礼者ヨハネのアトリビュートは光輪とともに、後世の加筆であると考えられている。実は画面左の幼児は幼子イエスであって、これを洗礼者ヨハネとしたのは後世の取り違えではないかとも考えられる。 画面左の幼児が上段に位置し、聖母マリアはガウンと右手でこれを守っているように見えるし、視線もそちらへ送られている。ロンドン版にはないが、パリ版は天使がそちらを指差している。アメリカの作家ダン・ブラウンは『ダ・ヴィンチ・コード』の中で、パリ版について画面左をイエスとし、イエスが洗礼者ヨハネを拝んでいることが教会の怒りを買ったと、登場人物に解説させている。しかし、これはイエスの洗礼のポーズと解釈すれば自然なものである。あるいはこのポーズが、画面左の幼児を洗礼者ヨハネとする、後世の誤解を呼んだのかもしれない。



中世のキリスト教文化の中では、聖人伝という形で多くの民間説話が語られて、流通した。それらの多くはウォラギネの『黄金伝説』(13世紀)の中に収められており、後のヨーロッパ文学に大きな影響を与えている[87]。また、キリスト教の聖典自体が物語を豊富に擁しており、『旧約聖書』の『創世記』、ノアの箱舟、モーセの出エジプト、士師たちの年代記、そして教義の根幹を支える『福音書』の受難物語などは、現代に至るまで文学者たちにインスピレーションを与え続けてきた。ジョン・ミルトンの『失楽園』、オスカー・ワイルドの『サロメ』などが有名であるが、プロットの借用という程度であれば現代日本のライトノベルに至るまで多くの分野に影響は及んでいる。キリスト教思想に真っ向から取り組んだ作品としては、フランシスコ会の神学を参照しつつキリスト教的世界像を提出するダンテの『神曲』、悪魔と契約を結んだ知識人が最後に救済されるゲーテの『ファウスト』、キリストと異端審問官とを対決させたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』(「大審問官」の章)などが有名である。



有名なフランス人の親日家としては、フランス第五共和政の第5代大統領ジャック・シラクがあげられる。シラクは親日家であることを公言しており、公私あわせて40回以上もの来日経験を誇る。日本では、フランスはファッションや美術、料理など、文化的に高い評価を受ける国として有名であり、毎年多数の日本人観光客が高級ブランドや美術館巡り、グルメツアーなどを目的にフランスを訪れている。また、音楽、美術、料理を学ぶためにフランスに渡る日本人も多く、在仏日本人は3万5千人に及ぶ[10]。 経済面では、1992年から2000年にかけフランス側が対日輸出促進キャンペーンとして「ル・ジャポン・セ・ポシーブル」を展開したものの、2000年代の現在まで貿易額は漸増傾向を示すに留まり、2004年時点で貿易額は相互に60億ドル台から80億ドル台で推移している[11][12]。日本から見た場合、対仏輸出の構成比は1.5%(各国中15位)であり、一方でフランスからの輸入も1.8%(同13位)と貿易における重要度、依存度は他の先進国中進国と比較してさほど高くない[13]。これをフランスから見た場合、対日輸出が輸出全体に占める割合は1.6%であり、これはドイツ(14.5%)、スペイン(10.2%)、イタリア(9.2%)、イギリス(8.8%)、ベルギー(7.6%)といったEU諸国、アメリカ合衆国(7.2%)、中華人民共和国(1.7%)に次ぐものとなっている[14]。しかし、直接投資においては、1999年のルノーによる日産自動車の買収に伴い、日産の最高経営責任者となったカルロス・ゴーンは一般の日本人にも知名度があり、これにプジョーを加えフランス車も、ドイツ車などと並んで日本では人気のある海外車種の一つである。他方、日本側もトヨタ自動車がほぼ同時期に北部ノール県ヴァランシエンヌに工場を建設しているほか、NTNなど自動車部品メーカーの工場進出も行われており、近年では1990年代後半にかけて自動車業界を中心に相互に大きな投資が行われている。



キュクラデスの偶像、紀元前13世紀(ギリシア)サモスのコレー、紀元前570 - 560年頃(ギリシア)エウフロニウスの赤絵式クラテル(ヘラクレスとアンタイオス)、紀元前510年頃(ギリシア陶器)



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